2023.12.25
『デザインのひきだし50』に弊社の包装紙が掲載されました!
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2023年10月25日刊行の『デザインのひきだし50』(グラフィック社編集部編)の特集「現代日本の印刷加工大全」に包装紙の実物とともに弊社で加工した「薄紙印刷(枚葉)」が掲載されました。
ということで、今回は『デザインのひきだし』とはどのようなムック本なのかということと、弊社が掲載された内容をご紹介するコラムとなっております!
1.『デザインのひきだし』とは
『デザインのひきだし』という雑誌(ムック本)をご存知でしょうか。
付録の実物印刷・加工サンプル本(別冊)の厚さが、雑誌本体より4倍ぐらい厚いことから、SNSで話題にのぼることも多く、書店などで実際に目にされたことがある方もいらっしゃるかと思います。
『デザインのひきだし』とは、㈱グラフィック社さんが発行している「プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌です(出典元:デザインのひきだし)」。
ペラペラめくって眺めて楽しむのも、実際のお仕事に利用されるなどもオススメです。当然のことながら、実際に印刷・加工していることから、同じ表現が可能ということを物語っており、より実践的な本ということが言えると思います。
2.今号『デザインのひきだし50』の特集は
今号『デザインのひきだし50』の特集は【現代日本の印刷加工大全】で、全国の印刷会社さんなどの一番得意な印刷加工をほどこした160枚の実物サンプルを収録。
活版印刷から箔押し、シール印刷、多色スクリーン印刷、偏光パール印刷、擬似エンボス、銅版印刷、コールドフォイル、リソグラフト、弊社の薄紙印刷など多様な特殊印刷・印刷加工など176種類のサンプル入りで、総重量はなんと3kg、わくわく感が止まらない内容です。
連絡先も掲載されていますので、気になった印刷会社さんに連絡してみるのもいいですし、約半数ほどの印刷会社さんとはお付き合いがございますので、弊社からの発注も可能です。気になる印刷・加工がございましたら、是非ご相談ください。
3.今回の弊社掲載作品
制作は、デザイナーの山里将司氏に依頼し、どのようにしたら、デザイナーさんの好奇心を刺激するカッコいいものになるかを印刷現場の仲間の意見も聞きながら、一緒になって作りあげました。紙質にもこだわり、薄紙でも強度がある純白ロール紙(包装紙でも使われる用紙)を使用。
包装紙や薄葉紙、薄紙印刷の用紙を詳しく知りたい方はこちらのコラムを参照ください。
特色ダブルトーンを透かすことにより、4色掛け合わせのように見える鮮やかさを演出してみました。
3-1 Floral Window (掲載1枚目)
薄紙の「透ける」という特性を活かし、表裏特色2Cのダブルトーンで
外に貼った花柄を内側から見ているかのような室内空間の奥行を表現
3-2 Summer Collection(掲載2枚目)
薄紙の「透ける」という特性を活かし、表裏特色2Cのダブルトーンで
DMなどを想定した高いファション性を表現
DMにご興味がある方は、こちらのサイトもご参照ください
3-3 Fruit Color(掲載3枚目)
薄紙の「透ける」という特性を活かし、表裏特色2Cのダブルトーンで
包装紙などを想定した4C掛け合わせのように見える鮮やかさを表現
弊社、包装紙サイトはこちらをクリックください
3-4 Phone X-Ray Transparent Lsolated(掲載4枚目)
薄紙の「透ける」という特性を活かし、表裏特色2Cのダブルトーンで
スマホをX線撮影したかのような薄紙ならではの透明感を表現
4.過去の掲載作品
『デザインのひきだし30』に掲載された内容を抜粋します。
第30号の特集は、「新しい特殊印刷加工の教科書」というもので、 こちらもさまざまな特殊印刷加工が、実物とともに多数掲載されています。
その中で弊社の「薄紙印刷(枚葉)」が、実際の弊社の作成例と共に、下記の様な紹介文で掲載されました。
透け感のある薄紙に印刷されていると、なんともかわいい。
一般印刷物では「裏写り」はNGだが、薄紙の場合、逆にクリエイターの想像力をくすぐる。
まさに表裏一体のデザインが印刷物で可能になるからだ。
この薄紙・超軽量紙、実は扱いが難しいため得意とする印刷会社はごく限られているのだ。
(出典:デザインのひきだし30号)
弊社、薄紙印刷の詳細はこちらをご参照ください
4-1 ワイングラス
表にはワインのみ、裏面はグラスのみが印刷されているが、紙が薄く透けて見えるため、
表からもグラスとワインがあわさって見える
4-2 障子窓
表:障子+障子の無い部分を印刷
裏:障子越しの風景を印刷
薄紙の「透ける」ことを利用して、障子越しにく見える風景を表現
4-3 HOT DOG
油にも水にも強い耐水耐油紙を用いた「食品包装」をイメージ
★包装紙(包み紙)の印刷ご用命はこちら
実際の紙の手触りや透け具合などは、お伝えできませんが、面白いなと感じていただけましたでしょうか。
その他のグラフィック社発刊の特集号に掲載されたコラム(文具&紙ものグッズの作り方 薄紙包装紙 グラフィック社『デザインのひきだし』)はこちらを参照ください。
包装紙に限らず、薄いことが特長の商品のブランディングやDMなどにも弊社の薄紙印刷の技術がお役に立てるかと思います。是非お問い合わせいただけましたら幸い
です。
デザイナー山里将司氏へのデザインの依頼も可能です。
私どもがお手伝いいたします。
(文・写真 古長雅行)
■プロフィール 古長雅行
大学では山岳部主将としてマッキンリー登頂を果たした精神力と統率力の持ち主。
現在は、丸みを帯びた風貌でたくさんのファンを持つ制作ディレクター。
お客様のご要望にお応えするため、全力で調査、提案する真面目さをもつ。エコ検定、
CSR検定、自動車整備士の有資格者。趣味はラーメン食べ歩き、建築巡り。