2024.05.09
食べるだけで地球にやさしくできる食品包装紙
GWはいかがお過ごしでしょうか。
午年生まれの私は家の近所にある馬事公苑にてホースショーが行われるという情報をキャッチし、一眼レフを持って意気揚々と向かいましたが…15時に到着した時には既にメインの演目は終了していたので、少し遅めの昼食としました。
全国のみならず国を飛び出し海外の料理を振る舞うキッチンカーが出店していてさながらグルメフェアです。
今回はそこで食した物たちとそれらに使われていた包装紙をご紹介いたします。
1.サトウキビから作られる容器・バガス容器
最初に目についたのが地元青森のお隣である秋田のご当地グルメ「横手やきそば」。
モチモチの麺に甘めのソース、上に乗った半熟卵を崩せばもうそれは間違いない。本格的な横手やきそばを熱々の状態で食べられる素晴らしいお店でした!!
さて、容器に目を向けると爪がついていて箱のみで蓋をすることができます。便利~
屋台の焼きそばによくあるプラスチックの容器に輪ゴムのスタイルもこれからは減っていくのでしょうか。
この容器のことを「バガス容器」と呼びます。プラスチック製ではない卵パックを思い浮かべると分かりやすいと思います。
バガスはサトウキビの搾りかすを原料とする環境にやさしい素材です。
サトウキビと聞くと私の大好きなお茶割りに使うキンミヤ焼酎の原料でもありますね!
バガス容器は今まで廃棄されていた資源を有効活用していたり、植物由来の原料のみで作られていて土に還ることができたりします。
さらにバガス容器は電子レンジ、冷凍にも対応していてフードロスの観点からも地球にとっても優しい素材になっていることがおわかりいただけると思います。
2.油がしみ込まない紙・耐油紙
お次に私の目に留まったのはあの回転する肉の柱…そう、ケバブです!
ケバブといってもそのお店は羊肉のケバブでギリシャ料理の「スブラキ」というそうです。ピタパン(いわゆる皮)で羊肉と野菜を包み、その上からたっぷりのソースがかかっていました。柔らかい羊肉と山盛り野菜でとても満足感のある一品でした!!
さて、こちらも包装に目を向けると薄い紙で包まれています。
薄いながらソースの油は紙にしみ込んでおらず手を汚さずに食べることができます。
この紙は「耐油紙」といい、表面をフッ素コーティングして油をはじくタイプと、紙の層を緻密にして油のしみ込みを防ぐタイプがあります。
薄いのに手が汚れないなんて驚きですね。
捨てる時はもちろん紙なので燃えるゴミへ。薄紙はゴミがかさばらないのもいいですよね。
耐油紙についてはこちらのコラムでも取り扱っています↓
脱プラスチックが顕著になってきている中、植物由来の食品包装が増えてきています。
テイクアウト用の包装について考えられていましたら、ぜひご相談ください。
(文・写真 中村陽晴)
■プロフィール 中村陽晴
駆け出し営業マンとプロダーツプレイヤーの二刀流
寡黙で朴訥とした感じだが、一眼レフ、野球観戦、キャップ野球、競馬、ダーツ等、
多彩な趣味を持つ勝負師でもある。
地元青森の血筋とダーツバーで鍛えられた肝臓で、酒は強いが女には弱い。
我が社の妖精