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2025.10.17

「~日本と海外の包装文化を徹底比較!ギフト包装紙から学ぶ“包む”の意味~こえだちゃんと包装紙の知識を深めよう22」

みなさま、こんにちは!

あと5年以内には海外に行ってみたいこえだです

わたくし、たまーに海外映画を見るのですが包装紙の製作に携わってから、包装文化の違いに驚くことがありました。

包装紙の開け方すごいな、、、、と

いやほんとにびりびりに破くんですね笑

わたしなんかは、できるだけテープの跡がつかないようにそーっと開けて使い道もあまりないのにとっておいたりするのに、、、!

とっておく、の「と」の字もないような開け方だったのです、、!!

まあ、これはきっと包装文化の違いなのだろうと飲み込んだのですが。

ここで、こえだは思ったのです。

他の国の包装文化を知らないな、と。

もしかしたら、デザインのヒントになるかもしれません!

というわけで今回は「~日本と海外の包装文化の違いとは?ギフト包装紙から見る“包む”の意味~こえだちゃんと包装紙の知識を深めよう22」です!

海外の包装文化と日本の包装文化を調査していきたいと思います!

1.日本の包装文化 ― 「包むこと」は礼儀と心遣い

江戸時代に主流となった「風呂敷」

①日本の包装文化の歴史

日本の包装文化は奈良時代まで遡ります。

当時は紙ではなく、布が主流だったそうです。贈り物を送る以外にも物を運ぶことにも使用されていたそう。

それから、江戸時代には染色技術の発展があってか風呂敷が主流に。

様々なデザインの風呂敷が普及されていったそうです。

きっと包装紙の印刷はここからきているのではないかとこえだは思いますが、実際どうなのでしょう、、?

室町時代以降は、贈り物を和紙で包む「折形(おりかた)」が礼法として発達。

これがざっくりとした、日本の包装文化の歴史となります。

②日本は包装が大事?

日本は過剰包装といわれてしまうくらいには、贈り物を包装することを大切にしています。

「包む」というのは、日本人にとって単純に送り物を守る役割としてだけでなく、贈る相手への敬意や思いやりを表現する手段としても活用されてきました。

まさに「おもてなし」なんですね。

2.欧米の包装文化 ― 包装紙は“中身を引き立てる脇役”

欧米の包装紙の開け方

①欧米の包装文化の歴史

欧米で包装文化が定着したのは17世紀ごろ。

上流階級の貴族たちはプレゼントにリボンや色付きの包装紙でプレゼントを美しく飾っていたそうです。

また、紙袋に関しては日本と比較して比較的はやく製作していたようで、日本では大正時代から、アメリカでは1923年に普及していました。

②包装紙は引き立て役!

欧米では包装資材よりも圧倒的に中身を重視するそうです。

日本では何重にも重ねて商品を包装するのに対し、欧米は贈り物に到達するスピードを重視するため、簡素な包装方法で贈り物を包むことが多いです。

また、冒頭でもお話したように、とにかく包装紙をびりびりに破いて開封します。

これは、受け取った側がプレゼントを受け取ったその場で豪快に破いて開封し、その場で喜びを表現するのがマナーだとされているからです。

3.韓国の包装文化 ― “願いを包む”ポジャギの心

韓国の伝統な包み布「ポジャギ」

① 韓国の包装文化の歴史

韓国には「ポジャギ」と呼ばれる伝統的な包み布が存在します。

高麗時代(918年~1392年)に王侯貴族が使用しており、その後に庶民へと広がっていったそう。

ハギレを縫い合わせて作られ、「福を包む」という意味を持ち、大切な人への贈り物の包装として使用されてきた包み布です。

日本にも、風呂敷という包み布が存在しますが、日本は風呂敷の中身のみを相手に渡し、風呂敷は持ち帰るのですが、韓国の場合は布ごと渡すそうです。

② 韓国の包装は物の保護じゃない!?

韓国語で「包む」という言葉は포장(ポジャン) と言って、贈り物を守るというよりも「気持ちを包み、丁寧に渡す」という文化的な意味合いが強いのだそう。

日本が丁寧さ、欧米が華やかさなら韓国は願いや人への温かさを重視した包装が多く、お祝い事の時には赤やピンク、オレンジといった華やかで温かみのある色を。

お返しや感謝を表す贈り物の時には、青やみずいろ、紫といった落ち着いた色味を選ぶなど色味も重視して包装紙を選ぶそうです。

包装文化の違いを包装紙デザインに生かす

包装文化を比較してみましたが、日本も欧米も韓国も「包む」ことへの価値観が全く違います。

包装ひとつとっても、その国特有の文化がきちんと反映されているのですね。

現在では、世界的にグローバル化が進み、海外文化を多く取り入れる動きが目立ちます。

そこで、包装紙も海外文化を取り入れることで様々な人が手に取ってくれるきっかけにもなるかもしれません。

たとえば、欧米のように中身重視または、開けることを楽しむ工夫を施したり、韓国のようにシーン別で色味を変えてみたりするとデザインの幅が広がるかもしれません!

過去にデザインに関してのコラムをいくつか投稿しておりますのでこちらもあわせてチェックしてみてください↓↓↓↓↓↓

海外の包装文化を取り入れる選択肢も!

いかがでしたでしょうか

海外の包装文化は日本の文化にはない素敵な魅力があります。

包装紙印刷は単なるデザインではなく、想いを伝える手段ではないかとこえだは思うのです!

海外の包装文化を参考にオリジナル包装紙を製作してみてはいかがでしょうか

包装紙を製作するにあたってお困りごと、相談ごとなどがございましたらお気軽にお問合せください!

(文 藤木 柚稀)

藤木柚稀

見た目は華奢で、通称こえだちゃんと呼ばれるも心は大木(たいぼく)

持ち前の明るさとガッツでお客様をハピネスにする特技を持つ

舞浜で犬も歩けば、こえだに当たるという程のディズニー信奉者

趣味はディズニー、カメラ、楽器演奏。

我が社の最年少ニューフェイス