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2025.12.11

お歳暮の包装紙に一工夫!               季節の贈りものをサステナブルに包むアイデア

 皆様ご無沙汰しております。

コラムが相当久しぶりで文章があやういですが、暖かい目でご覧ください。冬だけに。

 今お歳暮のシーズン真っただ中で、デパートや専門店、オンラインショップも、「贈り物モード」に切り替わり一年の「ありがとう」を伝える時期になっています。

お歳暮は本来、事始めの日(正月を祝う準備を始める日)」でなる12月13日から20日までの間でしたが、現在では解釈が広がり、12月初旬から12月25日頃までに贈るのが一般的になっています。

お歳暮の送る際に包装紙は欠かせないですが、そこに「一工夫でサステナビリティを!」というのが今回の趣旨です。

1.お歳暮の季節は「包む」ことを見直すチャンス

① 「ありがとう」をカタチにする日本の贈答文化

お歳暮は、日ごろお世話になっている方に

「一年間、ありがとうございました」

という気持ちを伝える、日本ならではの贈答文化です。お世話になった会社の取引先いつも支えてくれる親族、お客様とのご縁に感謝したいお店・・・など贈り手の「ありがとう」を、季節感のあるギフトと包装紙でていねいに包んで届ける。

そこには、日本人が大切にしてきた

「相手を思いやるこころ」

直接言葉にしにくい感謝を、形で伝える知恵が息づいているように感じます。

② 「包装=ムダ?」と感じてしまうモヤモヤ

一方で、サステナビリティが盛んになってきた今、

「包装紙って、やっぱりムダなんじゃないの?」という声が出るのも自然な流れです。

外箱+包装紙+ビニール+紙袋…と重ねすぎていないか、開けた瞬間にゴミがいっぱい出てしまわないか、もらった人が罪悪感を覚えてしまわない・・・など。お店側もお客様側も、どこかでそんなモヤモヤを抱えているのではないでしょうか。

だからこそ、お歳暮の時期は、

「包み方を、感謝の気持ちはそのままに、環境にやさしく変えていくチャンス」

でもあるのです。

2.お歳暮包装をサステナブルにする3つの視点

① 紙を“薄く・軽く”して資源をおさえる

サステナビリティの観点で一番わかりやすいのが、「使う紙の量を減らす」という工夫です。

たとえば、これまでよりも薄い包装紙に切り替える。箱のサイズに合わせて、無駄な余白が出ない設計にする。といったことだけでも、使用する紙の原料が減り、包装資材の輸送時の重さが軽くなり、CO₂排出も減る。といった効果が期待できます。

薄紙包装紙なら、

「きちんと包まれている安心感」

「軽くて環境負荷の少ない素材」という、両方のバランスをとりやすくなります。

② デザインで「捨てられにくい包装紙」に

次のポイントはデザインです。お歳暮の包装紙には、

松・竹・梅、南天などの縁起のよいモチーフ、雪の結晶や冬の景色、和風のパターンを現代風にアレンジした柄・・・など、季節を感じるデザインがよく似合います。

ここに少し工夫を加えて、ラッピングをほどいたあと、ブックカバーや引き出しの目隠し、ミニ封筒づくりなどに“再利用したくなる”写真映えするので、思わずSNSにあげたくなる。そんな「捨てる前にもう一度楽しめる包装紙」をめざしてみるのも、サステナブルな発想のひとつです。

捨てられず、何度か使ってもらえれば、同じ一枚の紙から生まれる価値がぐんと高まります。

③ メッセージをそっと添えて、お店の姿勢を伝える

3つめは、言葉の力です。

包装紙の端や帯ラベルなど、小さなスペースでかまわないので、

「この包装紙は薄紙を使用し、資源の使用量をおさえています」

「お歳暮を、地球にやさしく贈る取り組みを始めました」

といった、短いメッセージを添えてみるのはいかがでしょうか。

お客様は、「環境に配慮しているお店を応援したい」と思っていても、なかなかその取り組みを知るきっかけがありません。包装紙そのものを情報発信のツールにすることで、お店の姿勢が伝わりお客様の会話のきっかけになります。

「一緒にサステナブルを選んだ」という共感が生まれる。そんな、うれしい循環が生まれていきます。

3.小さなお店でも今シーズンからできること

① まずは1種類だけ「サステナブル包装紙」をつくってみる

「全部の包装を変えるのは大変…」という場合は、

お歳暮ギフト限定や、冬の期間限定として、1種類だけサステナブルな包装紙を用意してみるのもおすすめです。

薄紙を使ったエコ仕様、季節の和柄をあしらった捨てられにくいデザイン、端に小さなサステナビリティメッセージ入り・・・。

こうした“特別な一枚”があるだけで、お歳暮シーズンの売場全体の印象がガラッと変わります。

② 現場のスタッフさんと一緒に「包むルール」を考える

サステナブルな包装はデザインや素材だけでなく、「包み方のルールづくり」も大切です。

たとえば、二重包装を「基本はナシ」にして、必要な場合だけに限定する、のし紙・手提げ袋などをお客様の希望に合わせてお渡しする、包装紙のサイズを見直して余り部分をできるだけ少なくする。

こうしたルールは、実際に手を動かすスタッフさんの知恵が活きるところ。現場のみなさんと一緒に、

「ここは省けるね」

「ここはお客様が楽しみにしているから残したいね」

と話し合いながら決めていくことで、サステナブルな取り組みが現場にちゃんと根づいていきます。

まとめ:季節の贈りものを、未来への贈りものに変えていこう

お歳暮は、一年の感謝を伝える、日本の大切な贈答文化。

だからこそ、その「包み方」も、これからの地球のことを考えた形に進化させていきたいですよね。

「紙を薄く・軽くして、資源の使用量をおさえる」

「季節感と日本文化をいかした捨てられにくいデザインにする」

「包装紙にそっとメッセージを添えてお店のサステナビリティへの姿勢を伝える」

こうした小さな工夫の積み重ねが、

「お歳暮=環境にやさしい贈りもの」という、新しいイメージを育てていきます。

包装紙を変えることは、単に“見た目”を整えるだけでなく、感謝の気持ちと、地球への思いやりの両方を、一枚の紙に込めて届けることなのかもしれません。

今シーズンのお歳暮、

みなさんのお店ではどんな「包む工夫」をしてみたいでしょうか?その考えるきっかけになれば幸いです。

(文・茂木)

■プロフィール 茂木祥兵

大学(新聞学科卒)において、メディアの猛勉強をした経験を活かし、お客様の制作案件にも対応する営業マン。サブカル好きな多趣味で、文章制作能力も高い。

発送関連の知識は社内随一のDM博士。学者のような風貌だが、頼もしくもある弊社のオールドルーキー。CSR検定取得者。