商品の包装紙において、色はその商品のイメージに直結するため非常に重要です。
お客様だけのオリジナルカラー、通称「特色」を使って包装紙を作ってみませんか?
紙にカラーで印刷をする場合、通常では黒・青・赤・黄のインキを一色ずつ紙に印刷していき、様々な色を表現します。この4色を使った印刷をフルカラー印刷と呼びます。その一方で特色インキは先にインキを混ぜ合わせて(調色)理想の色を作ってから紙に印刷します。特色インキを使った印刷を特色印刷といいます。
また特色は、2万色以上の色のリストから最適な色を指定していただくことも可能です。
普段使われているフルカラー印刷では表現できない色があります。代表的な色は白、金、銀などが挙げられます。その他にもパステルカラー、蛍光色や、こすると香りがするインキなどもあり、これらは全て特色インキによって表現することが可能です。これらはフルカラー印刷では表現することが出来ません。また鮮やかなオレンジ色や黄緑色といったフルカラー印刷では濁ってしまいがちな色も、特色印刷ではクリアな仕上がりになります。色の選択肢を広げることにより、その商品の良さをより表現することが出来ます。
例えば紫色を印刷する場合、フルカラー印刷だと赤と青を2度印刷します。しかし特色印刷の場合に必要な印刷回数は紫の一度のみ。これにより印刷回数を抑えることが出来ます。その結果、線や絵と絵の境目がよりシャープに、よりくっきりと表現されます。完成度を上げることにより、お客様の記憶により残る商品になります。
一度弊社をご利用いただいた場合、色の情報をデータとして残しておくことが可能です。そのため、同じものをもう一度作る場合や、色はそのままで、違うデザインの物を作る場合に、完璧に同じ色を再現できます。フルカラー印刷では毎回、若干の誤差があるので、特色印刷はフルカラー印刷より再現性で優れていると言えるでしょう。この点から企業のロゴや屋号などの包装紙への印刷は、今日ではほとんどが特色で指定されています。
では、特色印刷とフルカラー印刷の使い分けはどのようにすればいいのでしょうか。メインで使いたい色がある場合や使う色数が少ない場合は特色印刷を、特に、使う色が2色までの場合、価格・仕上がりがともに優れている点から特色での印刷を強くお勧めいたします。いろいろな色を満遍なく使う場合はフルカラー印刷をおすすめいたします。