2024.08.27
「オリジナル包装紙を印刷する仕組みについて~こえだちゃんと印刷の知識を深めよう07~」
みなさまこんにちは!
入社してから5か月が経ち、時間のはやさに驚きを隠せないこえだです。
わたくしコラムを書き始めてこれで7本目になりますが、みなさまに謝らなければならないことがございます、、、、
そもそもの印刷の仕組みをご説明していませんでした、、、、、
どのように包装紙が印刷されているのかみなさまは想像がつきますでしょうか?
みなさまの近くにあるコピー機とは機械の大きさも仕組みも全く別物なのです!
というわけで今回は印刷の仕組みについてご説明していきたいと思います!
印刷方式の種類
印刷の方式は、大きく4つに分けることができます
1.平版印刷
2.凸版印刷
3.凹版印刷
4.孔版印刷
今回は上記の1番「平版印刷」について仕組みや特徴をご紹介していきたいと思います!
大部数に強い!平版印刷(オフセット印刷)とは?
弊社の印刷方式はこの平版印刷(別名:オフセット印刷)と呼ばれる方式の機械を取り扱っております!
聞いたところによると、版胴につけたインキをブランケットというゴム版に転写し(オフ)
さらに用紙に転写して印刷する(セット)で「オフセット印刷」なのだそうです。
機会の大きさはなんと約6.5m×9.5mととても大型な機械となっています。
みなさまが使用するような家庭用コピー機とは比にならないほど大きいのです!
オフセット印刷とは、版が平らで、水と油の反応を利用した科学的な印刷方法のことです。
現在、もっとも多く導入されている印刷方式でチラシや冊子、包装紙などの紙への印刷を得意とします。
オフセット印刷の特徴は、高品質な印刷に仕上げることができ、高速で印刷物が出来上がります。
従って、大部数の印刷ならコストダウンが見込めます。
次はもう少し詳しく見ていきましょう
オリジナル包装紙を印刷するのに必要な「版」とは?
オフセット印刷は「版」を使用する印刷方式です。
「版」といわれても想像がつかないと思いますが、大きいアルミ板を思い浮かべていただくのが一番近しいかと思います!
印刷の方式はこの「版」の形状によって大きく4つに区分することができるのです。
印刷機で印刷をする場合は、用紙に直接インキを吹き付けるのではなく、「版」にインキをつけてから用紙に転写する仕組みになっています。
簡単に言ってしまうと、みなさんが幼少期の頃に図工の時間でやったであろう版画を思い浮かべていただければスムーズにご想像ができるかと思います!
みなさんが木を彫って形を作り、その版にインクをつけ、紙に押印する(印刷する)。
これとほぼ同じようなことを印刷機でやっているのです!
これをカラーで再現するとなると、1版=1色になるので、片面フルカラー(4色)だと4版必要になり、両面フルカラー(4色ずつ)だと8版必要になるわけなのです!
さてここまで、なんとなく想像がついたところで、「版」の形状についてご説明していきます。
先程、印刷方式は「版」の形状によって区分できるとご説明いたしました。
オフセット印刷の「版」の形状は版画とは異なり凹凸がない、平らな版を使用するので平版印刷(別名:オフセット印刷)と呼ばれるのです。
オフセット印刷の仕組み
先程、ご説明した通り用紙に直接インキを吹き付けるのではなく、「版」にインキをつけてから用紙に転写する仕組みになっています。
版に親油性のインキと水の反応を利用し、画線部に合わせてインキを付着させる部分とそうでない部分を作ります。
版胴につけたインキをブランケットというゴム版に転写し、さらに用紙に転写して印刷する仕組みとなっています。
どの印刷機もそうですが、インキの量によって彩度や色合いが異なってくるのでオペレーターが必ず必要になってきます。
直接用紙に印刷しないのでインキの調節がどれだけ難しいのか、想像するだけで頭が上がりません、、、
印刷への理解
オフセット印刷の仕組みについてご説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
みなさんが想像していた印刷機とは違かったでしょうか?
私は、採用面接の後に初めて見せていただいたのですが、それはもう想像と異なりすぎて、印刷機の迫力に圧倒されたのを覚えています。
みなさんの印刷のイメージが少しでも豊かになればこちらとしては幸いです!
オフセット印刷を使用した包装紙の事例はこちらから
⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩
(文 藤木 柚稀)
藤木柚稀
見た目は華奢で、通称こえだちゃんと呼ばれるも心は大木(たいぼく)
持ち前の明るさとガッツでお客様をハピネスにする特技を持つ
舞浜で犬も歩けば、こえだに当たるという程のディズニー信奉者
趣味はディズニー、カメラ、楽器演奏、一人旅。
我が社の最年少ニューフェイス